芦毛とかいて「あしげ」と読む

でも、「あしげ」と打っても「芦毛」とは変換されない。
オグリキャップ死亡のニュースで「芦毛の」と修飾されたその色の名前が気になり、調べると「赤影」と「青影」に出会うことになった。

各毛色の特徴

鹿毛(かげ、Bay)
最も一般的な毛色の1つで、鹿の毛のように茶褐色。ただしタテガミ・尾・足首に黒い毛が混じる。サラブレッドでは約半数を占める。

黒鹿毛(くろかげ)
黒みがかった鹿毛。青鹿毛とは区別しづらいが、四肢や長毛の黒さに対して胴体がやや褐色を帯びている。サラブレッドでは鹿毛、栗毛についで多く、約14%を占める。英語では青鹿毛と区別しない場合が多い(Dark Bay、Brown、dark bay/brown)。

青鹿毛(あおかげ)
サラブレッドでは2-3%を占める。黒鹿毛より黒く全身ほとんど黒色、鼻先や臀部など部分的にわずかに褐色が見られる事もある。

青毛(あおげ、Black)
全身真っ黒の最も黒い毛色。季節により毛先が褐色を帯び青鹿毛に近くなることがある。個体数が比較的少ない毛色でサラブレッドでの出現頻度は1%以下、白毛、月毛等を除けば最も少数派だがフリージアンやペルシュロンなどではよく見られる。
なお、「あおうま」と言った場合は青毛ではなく葦毛や白毛などの色の白い馬を指すので注意が必要である。

栗毛(くりげ、Chestnut)
全身が褐色の毛で覆われている。最も一般的な毛色の1つで、クォーターホースの約半数(Sorrel含む)、サラブレッドの1/4を占める。

尾花栗毛(おばなくりげ、Chestnut with flaxen mane and tail)
栗毛馬(栃栗毛などでもよい)のうちタテガミ、尻尾が金色のものをこう呼ぶ。金色の尻尾をススキの穂(尾花)に例えたことが由来。英語ではFlaxen mane and tail(亜麻色の尻尾とたてがみ)などと表現する。

栃栗毛(とちくりげ、Dark Chestnut)
サラブレッドでの出現頻度は1%以下で、青毛の次に少ない。
栗毛よりもやや暗い毛色。長毛は一般的に薄い色だが濃い色の個体もある。鹿毛にかなり近い場合もあるが、区別は色合いのほか脚の色から容易につく(栃栗毛は全身茶色だが、鹿毛は脚の毛が黒い)。

芦毛(葦毛、あしげ、Grey)
灰色の毛色。一般に白馬といえば年をとって白くなった芦毛馬のことを言う。サラブレッドでは約7%を占める。生まれたときは灰色や黒、もしくは母親と同じ毛色であったりするが、年を重ねるにつれ白くなっていく。このため芦毛だと気づくのが遅れ、一旦鹿毛や栗毛と登録されたものが後に芦毛に変更されることもある。

河原毛(かわらげ、Buckskin)
体は淡い黄褐色か亜麻色で四肢の下部と長毛は黒い。北海道和種等にみられる。月毛との違いは原色毛が鹿毛か栗毛かによって決まっている。鹿毛の原色毛に佐目毛遺伝子が働くとこのような色になる。原色毛が青毛のものを別にSmoky Blackというが、これが河原毛に含まれるかどうかは不明。

月毛(つきげ、Palomino)
クリーム系の色。色は個体によって差異が大きく、白毛や佐目毛に近くなることもある。この場合目の色で判断できる(白毛、佐目毛の目が青色なのに対し、月毛は茶色)。

白毛(しろげ、White)
知られている中では最も白い毛色。全身の白い毛と肌が特徴。一部有色毛が混じることもあるが、芦毛とは違い、基本的に生まれたときからほぼ全身が真っ白で肌もピンク色である(芦毛は生まれたときは原色毛に近い色で、白化後も肌は黒い)。

粕毛(かすげ、Roan)
原毛色の地に肩や頸、下肢等に白い刺毛が混生する。原色毛によって栗粕毛、鹿粕毛、青粕毛と表記することもある。加齢によって刺毛は増加するが、芦毛と違い完全には白くならない。比較的古い品種に見られ、北海道和種では半数以上を占める。その他にクォーターホース、アメリカ乗用馬、テネシー常歩馬、シェトランドポニーなどで偶に見られる。アラブ系の馬種ではほぼ見られない。
by saitoru1960 | 2010-07-04 14:01 | いろいろ

心動かされたことを忘れぬように


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