10秒で読む日経より

●参院選選挙区の落選者で最も多く得票したのは神奈川の千葉景子法相で、69万6739票だった。これに対し、高知の広田一氏は当選者の中で 最少の13万7306票で勝利を収めた。「1票の重み」の格差は5.07倍となり、2007年の前回選挙の4.16倍よりも拡大した。
時事通信   7月12日

★今回の参院選で、一票の格差は前回の4.86よりさらに開いてさらに5.01倍となっている。都市住民の有権者の権利は理解不能なほど軽い。
この5倍の格差は、投票者間の格差であって、有権者格差ではない。
地方の投票率は高く、都市の投票率は低いので、有権者格差は10倍近くになる。

それにも関わらず、与党はこの件に関して何もしてこなかった。
今回の選挙の選挙区候補者の獲得票数で並べ替えして、投票数の多い順に73名の議員を並べ替えたらどうなるだろうか。
つまり、全国の有権者に平等に投票権を与えたらどうなっていたかということ。

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今回の選挙区 得票数でみた  違い
当選者数   当選者数
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民主党     28    30     + 2
自民党     39    28     -11
みんなの党    3     9     + 6
公明党      3     3        0
共産党      0     3     + 3
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1票の格差が無ければ、自民党の当選者が11人も減ってしまうことになっていたわけだ。
民主党は、選挙制度の面でもやるべきことをしなかったので自滅した訳。
その最大の犠牲者が、一票の格差が5倍でも良しとコメントした法務大臣というのは皮肉ではある。

ちなみに憲法14条1項には「すべて国民は法の下に平等」と書いてある。
もっとも、私はこの状況について嘆いたりはしない。
法の大きな原則には「権利の上に眠る者は保護されない」もあるからだ。
都会の若者が「自分の投票等の行動なんか何の役にも立たない」と何もしないでいるから、どんどん彼らの負担を重くされているのだから。
by saitoru1960 | 2010-07-14 05:36 | いろいろ

心動かされたことを忘れぬように


by saitoru1960