ようやく結論が。

高体連、震災特例と認めず 仙台育英陸上部の集団転校(2012.2.28 16:01)                   
 愛知県高等学校体育連盟(高体連)は28日、東日本大震災の影響などによるチームの混乱を理由に駅伝強豪校の宮城・仙台育英高陸上部の特待生ら1、2年生の男女10人が愛知・豊川高に集団で転校することに対し、震災の特例としては認めず、規定通り6カ月間は高体連主催大会への参加を認めないと発表した。

 一家転住など特段の理由がなく、震災後の昨年12月の全国高校駅伝に仙台育英高が出場したことなどを重視。愛知県高体連の川原三男理事長は「震災による緊急避難に当たらない」と語った。今夏の全国高校総体などには出場できないが、11月の全国高校駅伝の愛知県予選には出られる。
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全国高体連は決定尊重 仙台育英高の集団転向で勝利至上主義に注意(2012.2.28 19:51)

 全国高等学校体育連盟の梅村和伸専務理事は28日、宮城・仙台育英高から愛知・豊川高に集団転校する陸上部の男女10人が特例で大会に参加することを認めなかった愛知県高体連の決定を尊重する意向を示した。

 全国高体連は判断を県高体連に委ねており、梅村専務理事は「転校の主たる理由が震災でなかったという判断だろう。だが単なる勝利至上主義とは捉えておらず、複合的な理由が存在している」との認識を示した。

 3月の理事会、評議員会では「勝利至上主義に基づく移籍」に注意を促す考えも示した。
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とりあえず、常識的な判断。
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この後、考えたこと。(3月1日)

これはうまい具合にだまされたのではないか。

冷静に今回の問題点を考えると、自分の中での比重順に、特待生、集団転校、特例。
しかし、今回まず飛びついてしまったのが、比重の一番下だった、「特例」にだった。

結果的に愛知高体連が常識的な判断を下したので、「ほっとした」で一件落着、としてしまった。
でも、問題なのは、集団での転校ではなかったのか。

「特待生」の問題は、既存のものとしてもうマスコミで問題に取り上げることもないけれど、こと駅伝で考えると留学生問題との絡みで、ほじくればいくらでも問題点は浮き彫りにされるはずである。

しかし、その問題をいったん横に置いたとしても、「集団転校」は許される問題なのだろうか。
「特待生」としてその学校に入学した生徒が、表向き顧問の教師が辞任したからという理由で、駅伝強豪校に集団で転校する。
全国インターハイの5000m、3000mなんてテレビにも映らない。
転校して半年内にあるインターハイ予選に出られなくても、年末NHKでずっと映り続ける都大路での全国駅伝で走ることさえできれば、それでいいのだった。
まんまとしてやられた。

「3年生の留学生のインタビューには今も通訳がつく」と噂される高校へ集団転校。
高校へは何のために通うのか?
百歩譲って、将来の進路のため、というのであれば、時代に沿った高校のとらえ方なのかもしれない。
高校で走り、大学のマークをしょって箱根を走り、実業団でニューイヤーを走る。
そして、その20年後。
一体、何人の元駅伝ランナーが自分のやりたい仕事をしているのか。

論点をすり替えるにはあまりにもうまい手だった、「震災特例」の文字。
当たり前の結果が降りるかどうか見えないほど、「特待生」の世間での受け入れられ方は特別ではない。
そのあたりの機微をうまい具合に操作された。

もっとも大切なポイントをはぐらかされたその手法に、賢くなければいけない、という重い戒めを感じさせられた。
by saitoru1960 | 2012-02-28 22:38 | いろいろ

心動かされたことを忘れぬように


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