トンチ系名字

わかばのクラス名簿で見つけた、「十」の縦棒の下が少しはねている漢字一字の名字。
読み方は、「もぎき」さん。「木」という漢字から斜めに伸びる線2本を「もぎる」ことで生まれたというこじつけのような読み方。
気になって調べてみると、「実在する珍しい名字の数々」というサイトにたどり着き、その中の「トンチ系」の中にこんなのを発見。
面白すぎる、こじつけ方だ。
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トンチ系
名字には、一休さんのトンチ問題のようなものがいくつかあります。これらはおそらく、元々あった名字にあとから違う漢字をあてることになり、当時の人が考え出してものでしょう。


「九」一字で「く」と読むことから、これだけで「いちじく」と読みます。一桁数字の名字には、「一」「三」「六」「九」の4通りが実在しますが、その中でももっともユニークな読み方です。由来などは不明。

小鳥遊
「小鳥」が「遊ぶ」という名字。小鳥は弱いため、ゆっくりと遊ぶことができない。しかし鷹のような強い鳥がいなければ、安心して遊ぶことができるたろう、ということで、この名字は「たかなし」と読みます。トンチ系の名字としては分かりやすいことから方々で紹介されるので、みたことある人も多いのではないでしようか。おそらくもともとは「高梨」さんだったと思います。

部田
「ぶた」さんじゃないです。でも、知らない限り絶対に読めません。というより、「ぶた」以外、想像すらつきません。初対面で相手に呼びかける必要があったらどうしますか?。相手が女性だったら、口が裂けてもいえませんよね。この名字の秘密を解く鍵は「服部」さんにあります。「服部」も充分難読なのですが、これは誰でも「はっとり」と読めます。「服部=はっとり」ならば、「部=とり」だろう、と考えた人がいるのです。ですから、「部田」で「とりた」となります。この系統には、「日下=くさか」から生まれた「日馬=くさま」などがあります。

臥龍岡
「龍」が「臥」せている「岡」。龍とはいうまでもなく、中国の想像上の動物。この龍が地面に寝ていたらどんな感じでしょうか。おそらく、長~く地面が丘のように盛り上がっているように見えるに違いないです。だから、「臥龍岡」と書いて「ながおか」と読みます。本来の名字は「長岡」さんだったんでしょうね。

月見里
月を見るには山がない方がよく見える。だから、「月見里」と書いて「やまなし」と読みます。静岡市の旧清水地区と、千葉県の松戸市付近の名字で、清水には「月見里神社/やまなしじんじゃ」という神社もあります。なお、漢字通りに「つきみさと」と読むこともあります。こちらも元々は「山梨」さんだったのではないでしょうか。

鶏冠井
ニワトリの冠といえば「トサカ」のことです。このトサカ、何かに似ていると思いませんか。真っ赤なトサカは、紅葉したカエデの形に似ています。そこで、「鶏冠」を「カエデ」と読ませます。京都府には「鶏冠井」という地名があり、室町時代にはここをルーツとする鶏冠井一族がいたことが知られています。本来は「かえでい」だったと思うのですが、いつの間にか末尾の「い」がなくなり、今では「かえで」と読んでいます。


一見、漢数字の「十」に見えますが、本当は漢数字の「十」ではありません。実は、「木」という漢字の両側の払いがなくなっているものです(ここでは漢数字の「十」で代用しています)。読み方には「もげき」とも「もぎき」とも言われていましたが、「もぎき」が正しいようです。その理由は、「木の払いをもいだ形だから」ということに由来します。漢数字の「十」は縦棒は先を止めますが、「木」という漢字は行書では縦棒の先をはねます。ですから、「もぎき」さんも正しくは縦棒の先をはねるのだそうです。
by saitoru1960 | 2012-04-10 21:55 | いろいろ

心動かされたことを忘れぬように


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