BCL

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海外の短波国際放送を聴く。1970年代の日本でBCL(BroadCasting Listening/Listener)やSWL(ShortWave Listening/Listener)と呼ばれる趣味が大ブームになったことがあった。
遠い外国から伝わってくる電波を受信し、放送を聴いて、放送の聞こえ具合等を書いた受信報告を放送局に送ると、放送局からお礼的にベリカード(Verification Card;受信証明書)がもらえることがある、というブームだった。当時はもちろんネットも無い時代。
BCLは自分の部屋で身近に外国に触れることのできる、子供心をくすぐるちょっとカッコイイいい趣味だった。
買ってもらったSONYの短波ラジオは大切な宝物だった。

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「小津安二郎への旅」の中に、小津が学生の頃、海外の映画スターにファンレターを送ったという文章が出てきた。その文章を読んだとき、突然中学時代のことを想い出した。
そう、カーペンターズに書いた手紙。
プリーズミスターポストマンのシングルジャケットは、エアメイル作りになっていて、そこにはある住所が書かれてあった。
和英辞典を引きまくってカレンあてに手紙を書き、初めて外国の地にエアメイルを出した。
出しただけで満足だった。手紙が送り返されなかったことで、自分の出したものが海を渡ってアメリカに届いた、それだけで十分だった。
数ヵ月後、アメリカから何かが届いた。
びっくりして、驚いたことは覚えている。
でも、40年近く経った今、それが何だったか思い出せない。
何だったんだろう・・。

マーレからアデラに送り続けた手紙も何通かは行方不明になった。
行方不明になっても仕方がない、と割り切らなければ心の平安は保つことはできなかったはずである。
夜に書いた手紙は、すぐに封筒に入れずに翌日読み返した方がいい、ということも体験的にわかる。
なんでこんなことを思いついたのか。
子供たちのスマートフォンつながりの人間関係を垣間見ていて、少しずつ少しずつこのあたりのことが心の中にたまってきているのだろう。
by saitoru1960 | 2014-04-29 15:42 | いろいろ

心動かされたことを忘れぬように


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