ソロとパーティー

13日、東大寺で沢木耕太郎がタイトルの演題で講演をしている。
朝日新聞に掲載された内容からの抜粋。

「イルカと墜落」での九死に一生を得たときのこと
「後から考えると、その場で死んだとしても、自分では全然問題なかったと思う。何かを達成したかということではないけれど、十分生きた気がする。素晴らしいものが書けたとは思わないが、自分ができる最高の努力を常にしてきたという自信がある。その場、その瞬間を十分に生き切っている感じがあるから」
その理由を、
「自分一人ですべてをコントロールできる仕事をしてきたからではないか。集団でする仕事だと、最高度の努力をしても生き切ったとは思えないんじゃないか」

登山家山野井泰史・妙子夫妻と、企業のリストラについて、同じく「ソロとパーティー(個人と集団)」から考える。
「ソロで生きると、一人で道を覚え、選択するが、集団だと全体について考えない。同じ時間を生きていても濃さが違う」
「問題はソロで生きていける人たちががパーティーを組んでいるかどうか。パーティーに加わりながらソロで生きていく力を蓄えるあり方は、その人の自由度が増す」
「どういう世界にいても、どういう局面になっても、どういう年齢になっても、とにかくソロで生きていく。生きていける自分を持ったうえで、パーティーに参加していく。そういうことを意識すると、わりと状況が変わる気がします」

考えていることを言葉にできるというのは、素晴らしいことだ、といつもながら感じてしまう。
by saitoru1960 | 2008-04-17 05:48 | いろいろ

心動かされたことを忘れぬように


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