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最後の悪あがき

国際協力機構 
青年海外協力隊事務局長
山本 美香様

 初めまして。わたくしは本年度シニア海外ボランティア春募集に応募しました兵庫県の57歳県立高校教員です。青年海外協力隊に以前現職で参加(63-1モルディブ・陸上)し、現在も兵庫県立夢野台高等学校にて体育の教諭として勤務しています。
 昨年、秋募集での応募を考え、6月に管理職(学校長)に兵庫県教育委員会・教職員課に問い合わせて頂いたときには、派遣職員にできないという回答ではなかったため、学校長からもそのまま派遣職員身分での推薦をして頂いておりました。
 しかし、残念ながら秋募集に応募できる要請が出なかったため、TOEIC受験など準備をしてはいたのですが見送らざるを得ない状況となり、今年春の募集に期待を寄せていました。
 途中、短期ボランティアの募集で「ミヤンマー・体育」の要請が第3回、第4回と続けて出てきていて、その内容から春にはこの案件が出てくる可能性が高いと、レベルBの語学資格をクリアする為再びTOEICへの勉強に取り組みながら春募集が公開されるのを待ち望んでいました。

 4月、予想していたようにミヤンマーからの要請が出てきました。
 新年度になり学校長が新しく代わったため、改めてシニア応募の旨を相談に行くと、「前の校長からきちんと話は聞いているから大丈夫です。応援しますよ」と話をされ、予定通りことは進むものと応募書類の作成に入りました。
 ところが4月18日、校長室に急に呼ばれ、「協力隊に一度派遣しているため、もう一度派遣職員とすることは出来ず、自己啓発等休業の無給休職扱いになる、という連絡が今日教職員課から届いた」と連絡を受けました。

 これは兵庫県の問題なのですが、ここから事は急変しました。昨年度、この身分扱いに関して伝えていなかった事は委員会も認めながら、今年度、他の教職員が複数名ボランティアへの参加を希望していることを理由として挙げ、「無給ならば」と自己啓発等休業扱いの条件を提示されたのです。無給では残された家族が困窮することが予想され、早期退職をしてこのままミヤンマーに行くことを考え始め、金銭面で事務長にも具体的な数字を示してもらいながら熟考致しました。
 一方で、協力隊OBで兵庫県立高校を学校長で終え、現在JICA関西でカウンセラーをされている方にも相談をし、教職員課にも話を聞いて頂きました。しかしながら「現状では困難か」という回答で、応募したものの結局夢は叶わないのか、と考え始めるに至りました。
しかしながら、本日春募集の応募状況が公表され(「体育」要請数2に対して応募者数6)、昨年度の春募集の結果(「体育」要請数3に応募者8。1次合格者が4名いたにもかかわらず2次合格者が0)を鑑みた時、最後の一縷の望みとしてこの文書を送らせていただく決心を致しました。

 ミヤンマーでのシニアボランティアの活動は、昨年1月から元仙台大学の教授が短期ボランティアとして1年間指導したのち、2016年度短期ボランティアの3回目、4回目でも応募者がないまま途切れ、今回の春募集でも出なければ、少なくとも今年1月から来年の夏まで1年半もの間途切れてしまい、また1からのスタートにならざるを得ない状況です。

 シニアでの参加は青年海外協力隊と比較すると金銭面、予算面で大きな障壁が生じてきます。
 今回の兵庫県の対応がまさしくその最たるものだと思います。これは、行政でルールが決められている以上JICAとしては口を挟める所ではないかもしれません。
 しかしながら、途上国に対する援助活動を有意義なものにできるよう多岐にわたる観点から捉え、働きかけをすることが協力隊事務局の使命と考えるならば、今一度兵庫県に事務局から再考を強く依頼して頂くことは出来ませんでしょうか。
 まだ一次選考の結果も発表されていない段階ですが、もし1次で選考された時にただ現状のまま辞退届を出すことがどうしても耐えられず、この思いを伝えるべく文書を送らせて頂くことに致しました。

 わたしが協力隊に参加した昭和63年は地方公務員の派遣条例が制定され始めた時期でした。今後、同じような協力隊経験者が、同じような理由で熱い想いを断念せざるを得なくなることは事務局にとっても本意ではないはずです。また、ボランティア活動を推進していく立場から捉えた場合、これはまさに本末転倒の対応ではないかと思われます。このようなすっきりしない思いが少しずつ蓄積されていくことで、行政の考え方に今後大きな変化をもたらすことに繋がることを切に願う次第です。

 モルディブから帰国後四半世紀、とりわけシニアへの参加を考え始めたこの1年数カ月、再び自分の力を生かし途上国の人達に体を動かすことの楽しさを伝えようとずっと考え続けてきたため、奇跡を信じてなにか行動に移さないことには心の整理がつきませんでした。
 このような不躾な内容と失礼な文書の送付の仕方、誠に申し訳ありませんでした。
 青年海外協力隊とシニア海外ボランティア事業の益々の発展、ひいては途上国の発展を心より祈念致します。

by saitoru1960 | 2017-05-21 19:12 | SVへの道

応募書類の提出

応募書類を提出しないことには奇跡の起こりようがないので、届かないTOEICの証明書の代わりになるものを添付して、複雑な気持ちのまま5月10日の応募締め切り日に送付する。
翌日、JICAから「提出書類に不備があるので」と予定通り連絡が入る。
家に帰るとTOEICから証明書が届いていたのでスキャンして送付し、これも予定通り進めることができた。
もし1次の合格が届けばそこからの辞退になる。
願わくば複数の人が1次合格になっていてほしい。


by saitoru1960 | 2017-05-13 05:51 | SVへの道

申込みの締切日に。

T先生
シニア海外ボランティア春募集の締切日となりました。
本日、校長室で校長、教頭、事務長から様々な観点からのアドバイスを頂きました。
既に何人かの教職員からボランティア参加希望が出ていることも含め、2度目の派遣での参加は出来ないということ、退職した場合の金銭面でのことも具体的に示して頂きました。
自分が考えていた退職金とは額も違い、その6割くらいは派遣中の2年間で無くなってしまうのではないかということも事務長から伺いました。自分の勝手な計算でなんとかなるだろうと判断していましたが、退職金の額が2100万円程度と聞き、ローンを返済するとほとんど残らないようなお話でした。
自分の浅はかさを思い知らされました。
とりあえず応募用紙は予定通り提出します。(TOEICの証明書の関係で、本日帰宅後)
そして、この状況が全く変化する余地がないのであれば、あきらめざるを得ないと考え始めています。妻と話した時に考えていた金額とは大きく違うため、自分のやりがいのためにという理由だけでは片付けられそうにありません。
残念で仕方ありませんが、やはりやりきれない気持ちは残ったままになると思います。
1年以上考え続けていたことなので、気持ちを切り替え、今後の人生設計を考え始めるまで少し時間がかかりそうです。

それに対して返ってきた言葉は、

〇〇先生
現職での2回目の参加については、かなり厳しくやっていることがわかりましたが、優秀な先生になるほど我々高校籍の者は無理が生じます。
義務教育だと文科省からの事業で日本人学校などのものは幾度でも制限なく出ている現状があります。
私でよければ、退職後のこととして相談に乗らせてください。
現状では困難かと思います。
T

最後の、「現状では困難」という言葉で一縷の望みが断ち切られた。
1年2か月。長い長い夢を見ていたことになる。


by saitoru1960 | 2017-05-10 05:59 | SVへの道

2017春募集「ミヤンマー」

青年海外協力隊10人、シニア10人の計20人を募集中。

JOCV
1・陸上競技・ヤンゴン(スポーツ体育研究所)
2・陸上競技・ヤンゴン(スポーツ体育研究所)
3・水泳・マンダレー(スポーツ体育研究所)
4・バレーボール・ヤンゴン(スポーツ体育研究所)
5・柔道・マンダレー(スポーツ体育研究所)
6・空手道・マンダレー(スポーツ体育研究所)
7・数学教育・マンダレー(教員養成校)
8・体育・マンダレー(教員養成校)
9・看護師・マンダレー(マンダレー小児病院)
10・青少年活動・マンダレー(マンダレー少年訓練学校)
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SV
11・コンピューター技師・マンダレー(コンピューター大学)英語B
12・コンピューター技師・(情報通信技術センター)英語B
13・自動車整備・(自動車技術研究所)英語B
14・看護師・ヤンゴン(ヤンゴン総合病院)英語B
15・言語聴覚士・ヤンゴン(ヤンゴン総合病院)英語B
16・作業療法士・ヤンゴン(ヤンゴン総合病院)英語B
17・医療機器・ヤンゴン(新ヤンゴン総合病院)英語B
18・医療機器・マンダレー(マンダレー中央婦人病院)英語B
19・作業療法士・(国立リハビリテーション病院)英語B
20・体育・ヤンゴン(スポーツ体育研究所)英語B


by saitoru1960 | 2017-05-08 05:58 | SVへの道

青森県教育委員会の対応

9月16日 シニア海外ボランティアとして派遣される教員が教育長を訪問しました。
更新日付:2016年9月23日 教育政策課

9月16日、シニア海外ボランティア(JICAボランティア)によりミャンマーに派遣される青森第二高等養護学校工藤 睦美(くどう むつみ)教諭が、教育長を訪問しました。工藤教諭は、平成28年11月2日から平成30年11月1日までの2年間、社会福祉局障害者学校マンダレー校に特別支援教育分野に関する技術指導と授業補助のため派遣されます。

工藤教諭は、「以前、青年海外協力隊に参加し、ケニアで2年間、理数科目を教えたことがある。その時の子どもたちの目の輝きが忘れられなくて、シニア海外ボランティアに応募した。ミャンマー語を勉強して、現地の障害児の自立支援を手助けしたい。」と抱負を語りました。

中村教育長は、「体調管理に気をつけて、今までの経験を十分に発揮して、頑張ってきてほしい。この経験を日本に帰ってから、いろんな所で伝えてほしい。」と激励しました。

この人は、派遣職員として有給なのか、それとも無給の道を選んだのか、これだけではわからない。
でも、無給で行かせてこのような扱いはないだろうなとは考えてしまう。

by saitoru1960 | 2017-05-07 05:58 | SVへの道

JICA HPより(2013年01月)

ミャンマーへシニア海外ボランティア事業開始

2011年3月の民政移管後、国際協力機構(JICA)におけるミャンマー連邦共和国への支援は、加速の途を辿っており、民主化および国民和解、持続的発展に向け、幅広い分野の支援を行っている。2012年4月に行われた日本とミャンマー首脳会談では、この支援の一環として、JICAボランティア派遣についても言及がされた。実施へ向け調整が続く中、この度、2013年1月に、待望の第1号のシニア海外ボランティア(医療機器分野)が派遣されることになった。この他、ミャンマー国からは、ボランティア事業による、保健・教育・文化・スポーツ・科学技術分野など、多くの分野での支援が期待されている。

今後は、シニア海外ボランティアの他に、青年海外協力隊派遣の開始も予定されており、より多くの日本人ボランティアの活動が、同国で期待されるところである。
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ミャンマーでは、2013年1月に第1号のシニア海外ボランティア(短期)が派遣されて以来、造船、医療機器、コンピューター技術、作業療法士、障害児・者教育、文化財保護、病虫害対策、応用化学、柔道、水泳など多岐に渡る分野で、2015年8月までに16名のボランティアが派遣されています。2015年10月には、長期(2年)のシニア海外ボランティアが派遣される予定です。


by saitoru1960 | 2017-05-07 05:57 | SVへの道

一縷の望み

T先生に無給のことを説明し、それに対して返事が来たのは4月20日。

ご連絡ありがとうございます。
要件について、了解しました。後日私も教職員課に行き確認いたします。
このようなルールが設定されているとは、知りませんでした。?
また、近いうちに連絡します。

T先生のことなので、ダメならダメですぐに連絡が来るように思うのだけれどいまだ連絡がない。
給料に対する補てんがJICAからあるのだから、県が派遣扱いしたところで何もマイナスになることはない。
というあたりをT先生が説明した上で、委員会がもう一度検討している時間であれば良いのだが。


by saitoru1960 | 2017-05-06 05:56 | SVへの道

スコアクリア

WEBでの発表が出る。目をつぶって祈り、目を開けると695の数字が目に飛び込む。正月からここまでの時間に大きな達成感を覚える。
久しぶりに自分の努力が報われた単純明快な喜びがある。
でもまた、700点に5点足りない結果、という言い方もできる点数であった。
贅沢は言うまい。
結果としてリスニングが45点、リーディングが20点アップしたことになる。
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by saitoru1960 | 2017-05-01 05:55 | SVへの道

コレステロール値の変動

4月16日の献血結果が届く。
3月22日に274まで跳ね上がったコレステロール値は再び233まで落ちる。
1月9日、275
2月4日、224
3月22日、274
4月16日、233。
不摂生が続けば増加し、粗食であれば下がってくる。
分かりやすい変化だ。


by saitoru1960 | 2017-04-25 05:55 | SVへの道

無給休職

〇〇様
お問い合わせありがとうございます。
青年海外協力隊事務局 募集課です。
現職教員特別参加制度は青年海外協力隊のみ適応となり、シニア海外ボランティアには適応がありません。
青年・シニアボランティアとも現職参加制度はあり、その中で、公立学校教員の場合、派遣条例が適応され、有給休職の措置が取られた場合は人件費補てん制度が適応されます(上限額 基本給×80%がJICAがボランティアの配属先に対して人件費を補てん)。無給休職での参加の場合には、所属先に対する人件費補てんはありません。
自己啓発等休業(無休休職)の場合は国内手当のみとなります。
国内手当の内容は 4万円/月×訓練期間 + 5万円/月×派遣期間 となります。


by saitoru1960 | 2017-04-23 05:54 | SVへの道

心動かされたことを忘れぬように


by saitoru1960
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