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16歳の夏

自分に何ができるのか、自分に何が向いているのか、自分は将来何をしているのか、どれも不明瞭な答えしかなかった。 
炎天下での陸上部の練習。夏休みなので、連日大学生の先輩たちがやってきて一緒に走ってくれた。2年や3年の上級生に追いつかない自分にとって、その上級生たちの前を走るOBの人たちは、雲の上の存在だった。
顧問の先生がタイムをよんでいるゴールにたどり着く。ひざに手をおきハアハア立ち止まってしんどがっている横を、一緒に走ったその先輩は、フウーッ、と胸から空気の塊をひとつ吐き出すだけで、何事もなかったようにジョグでスタート地点に帰っていくのであった。
がんばれ、いくぞ、ファイトなどと声をかけるのではない。ただ「フウーッ」と空気の塊を吐き出すだけで全てをリセットしてしまうその姿に、ますます自分の力のなさを実感し、いつか自分にもそんな時がくるのだろうか、と遠い未来をぼんやり見ていた16歳の夏があった。
by saitoru1960 | 2005-09-30 21:11 | ひとりごと

かがくる

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朝日新聞社が出している子供向け週刊科学誌「かがくる」というのがあるのを初めて知った。
昨日家にあったので、「どうしたん?」と聞くと、明石の天文科学館に行った時、取材に来ていてたまたま自分達の写真が撮られたとのこと。
写真が載っても載らなくても送りますから、と連絡先を知らせていたので送ってきたようなのだが、なんと26ページに妻と息子の写真が2枚も載っている。
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このとき娘は別行動をしていて映っていなかった。
残念。
by saitoru1960 | 2005-09-30 17:19 | 家族

がまがえるくん

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小学2年の息子には本読みの宿題がある。
娘の時にも読んだものが3年ぶりに登場し、その頃のことも思い出しながら懐かしく聞いている。
いつも手紙が来るのを郵便受けの前で寂しそうに待っているがまがえるくん。
それを見かねてお手紙を書き送るかえるくん。
4日もかかって手紙を運んでくるかたつむりくん。
がまがえるくんとかえるくんがうれしそうに4日間も家の前でかたつむりくんの運んでくるお手紙を待っているところは
by saitoru1960 | 2005-09-28 17:14 | 家族

ギプス

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午後キャッチーボールやバッティング練習をした後、公園へうんていをしに。
まだ得意でない息子は1本ずつ交互にいくことができず、1本に両手が次々にやってくるため効率が悪く疲れやすい。
真ん中までくることがやっとだったのだけれど「全部いけたらごほうびヤルゾ!」、という父の言葉に根性を見せたのだが疲れ尽きて落下。
落ち方はそうおかしくなかったので、泣いていたけれど大丈夫だと思ってみていた。
泣きながら帰ってきてシップを貼りちょっと寝た後に肘を伸ばそうとすると痛がるので電話で病院に電話をかけ診てもらった。
折れてはいないみたいだけれど、ということだったがギプスとなった。
今度の土曜日が運動会なのに・・・。
by saitoru1960 | 2005-09-25 17:12 | 家族

アンナプルナセット

ネパールで植林指導をしていた協力隊の同期が信州で無農薬の農場を経営している。
無農薬にこだわり個人での経営のため収益はそんなになく、冬場はバイトなどしながら、教師をしている奥さんと子供の3人で楽しく暮らしている。
夏から秋にかけては、「アンナプルナセット」と名づけられた野菜のセット販売を行っている。
虫が食っている葉っぱ、傷ついたちいさいナス、小さすぎるゴーヤと今日届いた箱の中にもアンナプルナならではの野菜たちが入っていた。
虫が一緒に届くのも珍しくはなく、今日は蟻が神戸まで遠足に来ていた。
2度ほど現地で野菜の収穫をしながら遊んだこともあり、子供たちも気にすることはない。
作っている人を知っているというのは安心できるものである。
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by saitoru1960 | 2005-09-25 17:10 | 協力隊

平磯公園東:こあじ134匹

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父の墓参りを終え、国道に車を停めてマックスに入った。
あみえびブロック220円、いしごかい300円を購入。
娘は新しい竿で投げ釣り、息子は前回のさびきである。
先日見に来たポイントで数人の人達が釣っていた。
東側の岸壁近くの場所は先端の方まで行かないと浅せが続くということを、この間見ていたのだけれど、その場所だけポカンと空いていて迷わずそこで釣り糸をたれる。
写真の通りたった2時間半で大喜びの釣果となり、帰りにおばあちゃん家に寄って、釣れたよ、とおすそ分け。
でも、娘の投げ釣りは×。いしごかいでべらが釣れると新聞にも書いてあったんだけれど、きっとしかけがよくなかったのだろう。
次回は投げ釣りで勝負!
段々楽しみだしているのは自分かもしれないな。
by saitoru1960 | 2005-09-24 17:07 | 家族

ルビーさんの置きみやげ

2年前の秋、マレーシアの小学校教師ルビーさんが我が家に10日間ホームステイした。

兵庫県はマレーシアの短期交換留学生を毎年どこかの地域で受け入れ、高校生や学校の先生達と交流を深める事業をおこなっていて、その年は神戸地区が受入先となっていた。

わたしの妻はかつて、マレーシアのジョホール州にある椰子畑の村で、私と同じように青年海外協力隊員として村人に洋裁を教えていたことがあるため、教頭先生から打診を受けたとき、それならばと留学生の引率としてやってくる先生の受け入れを引き受けることにした。ホームステイする先生のプロフィールが届くと、住所はジョホール州で妻がよく通っていた場所に近く、少しタイムスリップするみたい、とひょっとしたらどこかですれ違っていたかもしれないマレーシア人に偶然にも出会えることを懐かしんでいた。

ルビーさんは小学校でイスラム教を教える50代はじめの女の先生だった。マレーシアはマレー系、中国系、インド系と外見も様々な民族が集まって一国を形成している特異な国であるため、宗教もイスラム教、仏教、キリスト教、ヒンズー教、それに土着の宗教などいろいろなものを信心しながら人々は生活している。

ルビーさんの住む村ではほとんどがマレー系マレー人のためイスラム教色が濃く、小学校からカリキュラムの中にイスラム教を教える時間が組み込まれているのであった。

イスラム教には、メッカの方角を向いて一日5回礼拝をおこなう、年に一度断食の月がある、酒を飲んではいけない、豚肉は食べてはいけない、犬に触ったら水で3回手を洗い最後は砂で手を洗う、などなど知らなければ不思議に思うことが山ほど出てくる。

しかしながらイスラム教徒の人たちはきちんと経典(コーラン)に書かれてある教えの通り、自分の生活そのものを律しながら心のよりどころとして暮らしているのである。

ルビーさんは妻がかつてジョホールで近くに住んでいたことを知ると、エエッ!?と目を見開いて驚き、日本に来てからずっと英語を一生懸命思い出しながらしゃべっていたことに苛立ちがあったことも手伝ってか、満面笑みのマレーシア語で矢継ぎ早に妻にしゃべり始めた。

あそこは今どうなっている、私の家はあのあたりだ、などと次々に話題は広がり、その後一緒にマレー料理を作ったりして妻もマレーシアの田舎のおばさんとの懐かしい会話を楽しんでいた。

コーランの一節を唱えながらさばいた肉やイスラム教徒が口にしても大丈夫な食品をハラルフードと呼ぶ。基本的にイスラム教徒が食品を買う場合はハラルかどうかということが大きな問題となり、我が家でも妻がいろいろ食事のことを考えていたのだけれど、ルビーさんは宗教上食べる事のできない食事が続いたとしてもなんとか乗り切るため、なんとハラルのカップ麺を10個ほどビスケットとともに持ってきていた。

せっかく異国に旅してその土地の美味しいものが食べられない、というのは旅の醍醐味の半分以上を失う気がするけれど、敬虔なイスラム教徒にとって旅の醍醐味と戒律を守ることは別物。自分がムスリム(イスラム教徒)として生きることが第一に優先されるのである。

ルビーさんは早朝5時過ぎに1日の最初のお祈りをし、放課後我が家に戻った後はマンディー(水浴び)をして身を清め、学校でできなかったお祈りをおこなっていた。

我が家の風呂場には、ルビーさんが1日数回おこなうマンディー用にとマレーシアから持ってきていたプラスティックの水汲みが今も残っている。
by saitoru1960 | 2005-09-22 16:11 | アジア

ヘンな行動

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小学2年の息子はいまだに時々訳のわからない行動をとることがある。
19日の祝日も昼から姉の釣り竿を買いに行った際、マックスの駐車場からテトラポットに下りるはしごを発見した。
はしごを降りると、テトラポットを歩いて平磯公園の東側に行き着くことができる。
遠めに見ると親子が3人で釣り糸を垂れているので様子を見に行った。
時刻は昼の3時過ぎ、あまり釣りには適していない時間帯である。
でも、「釣れますか?」とたずねると「結構釣れてますよ」と返事が来て、さびきに小あじが頻繁にかかってきている。
下の海水はよく透き通っていて、さびきに群れるあじやかわはぎ一匹のひらめまで見ることができる。
息子は次第に、「釣りたいなあ、釣りたいなあ・・」とこぼし始め、「道具がないから仕方ないやん」となだめても、「釣りたいなあ、釣りたいなあ・・」と独り言のようにつぶやき続けていた。
「さあ、じゃあ帰ろうか」と声をかけ、もと来た道を引き返すと、うつむいて目に涙をにじませている。
「今度の休みに昼からでもきてみよか」というと、いよいよ声を出して泣き始めたのである。
こんな風にへんてこりんな言動をとるのももうそう長くはないはず。
今を大切に過していきたいと考えさせられる瞬間でもあった。
by saitoru1960 | 2005-09-21 17:05 | 家族

四度目の正直

ついに釣れました。
朝五時に起きて、マックスであみえびと菓子パンを購入し、平磯海釣り公園へ。
でも、大人1000円、子供が600円もするとは思わなかったです。駐車料金も500円かかりました。
この日は釣りンピックなるものを開催することも手伝ってか5時半過ぎにもかかわらずR2まで車の列が続き6時過ぎになってようやく入場。
さびきであみえびを入れ、まずはお手本の私が投入。
一発で上から4番目の名前を知らない魚をゲット。
その後は一回投入で一匹という具合に釣れましたが、あまりあたりは長続きはしませんでした。
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発砲スチロールに入れていた鯵を見ていた娘が「ウゲッ!なにこれ」というのでのぞいてみると、なんと鯵の口から虫がもぞもぞ出てくるではありませんか。
せっかくつれたんだから、と「だいじょうぶちゃう」といいながらも、「おとうさん。こっちのからもでてきてる」とまたまた。
隣の釣り人に聞いたところ、「気持ち悪いねえ、私も知らんわ。こっちからもでてきてるから店の人に聞いてこよ」と売店まで聴きに行ってくれました。
「のどにつく虫みたいで、鯵の頭落として食べたら大丈夫ってゆうてたよ」と教えてくれました。
でも、その後娘息子のテンションの下がり具合ははっきりしていて、あたりが来なくなったことも手伝い、3時間もつらずに家路につきました。
死んだ魚の口から出てくる謎ののど虫の正体はいったいなんだ!?

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つれた小あじの口を開くとこいつがきっちりこちらを見ているのだ
by saitoru1960 | 2005-09-18 17:00 | 家族

マレーシアに行くと

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12月に修学旅行の下見でKLに行く計画です。
むこうには協力隊で同期だった夫婦が暮らしているので、旧交を温めることができると思います。
東南アジアだけにとどまらず、今も友人達が世界各地で生活していて時々便りを送ってくれるので、自分もなんだか日本以外のところとつながっているという実感があります。
オランダ、イエメン、アメリカ、ドミニカ、インドネシア、ミクロネシア、マレーシア・・。
出会った頃(1988年)まさかこんな風に簡単に世界が繋がってしまうとは夢にも思いませんでした。
届かない手紙、何日も遅れて届く手紙、順番が逆になって届く手紙。
今はもう昔です。
by saitoru1960 | 2005-09-15 16:57 | 協力隊

心動かされたことを忘れぬように


by saitoru1960
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