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卒業式

わかばの熱は朝には少し下がっていて、とりあえず休まずにいけるような状況となった。
8時40分にマンションのロビーで、保育園の時からの仲間4人と写真を撮ったあと、一人だけ車で学校まで送った。本当はいつものように、ワイワイいいながらいつもの仲間といきたかったに違いない。
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今まで、学校行事があるときは、朝早く場所取りに出かけるのが常だったけれど、最後は「特権」をもらって、妻とゆっくり行っても一番前の席が確保されていた。
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卒業式のプログラムの後半、児童達が一人ずつ言葉をつないだ、「誓いの言葉」というのがあり、子供たちはずっと練習してきていた。
その中に、今年は子供たちをびっくりさせたいと、先生たちが、「親からの言葉」というのを考え出し、各クラスから3人ずつ選んで、その家族には、「大役のため」と「声が聞こえやすいように」という理由から、前の方の席をあてがってくれるというためだった。
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クラスの代表に妻が(わたしの)立候補をしてきたときから、涙でいえなくなることは十分ありえるな、と心配していた。
父親のセリフは4つあり、一度学校に説明を聞きに言ったとき、その中でどれを選ぶか、という相談があった。
トップバッターでは、それまでの子供たちの言葉に涙があふれ、言葉がうまく出せない可能性が高い、と考えたりもしたのだけれど、
「あなたの 父親であることを 嬉しく思います」
という「ことば」が気に入り、志願してトップのセリフを頂いた。
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子供たちの「誓いの言葉」には6年分の想いがこめられていた。
1年生の頃からの回想シーンの途中で、すでに目には涙がにじみ出てきていた。
これはまずい、と強く感じながら、奥歯をかみ、涙を極力抑える努力をしながら、一人ひとりの声を、顔を探しながら聞いていっていた。
「泣くのは全部終わって体育館を出てからにしなさいね」
と、上田先生から言われた、とわかばは話してくれていた。
それもあってか、途中からあおいちゃんなどが涙ぐみ始めたけれど、わかばは先生の言葉を胸に刻みながらこらえているようだった。
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先生方への感謝の言葉。
1組の阪本先生は、子供たちのひとつひとつの言葉に、トン、トン、とあごを揺らしながら、練習でずっとやってきた、セリフの間合いを確認しながら聞いてくれていた。
先生たちには、幾度も練習で聞き続けてきたセリフなのだろうけど、感慨深いものになっているようだった。ただ、泣いている先生はいなかった。

次はいよいよ、保護者への感謝の言葉。
奥歯に一層力が入った。
保護者への言葉が始まりすぐ、4組の加藤君が一歩前に出た。
それまでと同じようにしゃべり始めたけれど、何かがみんなと違う。
手話だ。
しゃべりながら一番前に座っている聾唖のおかあさんの顔を見ながら手を動かしている。
奥歯をかみ締める力の限界だった。
涙がこぼれて仕方がなかった。

「あなたの 父親であることを とても 嬉しく思います」

2度ほど自分の言い出すタイミングを逸した後、ようやく搾り出すことができた。
本番だけ、わたしはセリフに「とても」を入れるつもりで準備していた。
でも、前を向いて、ぼやけたわかばの顔を見つめながら、きちんと付け加えられたかどうかわからない。

いろんな友達と過ごした6年間。
いい思い出をたくさんもらえてわたしも幸せだった。
ありがとう。
そして、卒業おめでとう。
by saitoru1960 | 2007-03-23 06:06 | 家族

わかばの詩

朝のステージ

朝 静かな世界に
   わたしの足音が響く
 タッ タッ タッ タッ
足音を聞きつけ
   犬がほえたてる
 タッ タッ タッ タッ
 ワンッ ワンッ ワンッ
犬の声で目覚めた
 鳥たちがいっせいに歌いだす
 タッ タッ タッ タッ
 ワンッ ワンッ ワンッ
 チュンッ チュン チュン チュン
 ビー ビー ビー
朝 わたしたちの走っている道が
   いろんな音につつまれて
 たったひとつの詩(うた)が生まれる
by saitoru1960 | 2007-03-21 20:01 | 家族

わかば小学校最後の発表会


わかばが今朝から発熱。ついに恐れていた光のインフルエンザ感染か・・?
今日はヤマハの発表会。曲は大好きな新撰組。
ずっと練習をしてきたので、ぎりぎりまで家でのんびりして、文化ホールに到着したのは発表の15分ほど前。
熱は38度を越えしんどそうに寝ているけど、明日の卒業式は根性で行くしかないな。
by saitoru1960 | 2007-03-21 17:12

作品

年度末で学校から今までの作品をもって子供たちが帰ってきた。光は、学校で張られていたというお気に入りの怪獣シリーズ。後ろ足が檻に細い鉄線でつながれています。
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4つ折にしてひとつだけ書いた図案に顔の写生をくっつけるわかばの「かくれんぼ」のタイトルはグー。
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初めて光がつけた味のあるタイトル「なきむしおにあっちいけ」には、泣き虫な自分の気持ちを書いたのかな。
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by saitoru1960 | 2007-03-20 05:55 | 家族

バトンパス

いよいよシーズンが近づいてきて、陸上部でも4継のバトンパスの練習を始めた。
女子が一人しかいないため、相手をして自分もバトンの練習をしようと、今日は3000mのアップもし、流しも2本ほどして、いつも以上の準備はしたつもりだった。
「一瞬の風になれ」を読んだことも手伝って、久しぶりにバトンをしようと心の準備を朝からしていた。

1本目、前走。
ウインドブレーカーの下を脱いで、早めの流しをもう一度した上、シューズで走っていった。
マークは25足長くらいでと、とりあえずはつけたのだけれど、なんともいい距離で渡すことができた。
「もう一本いこか」と梶谷にはなし、手を上げて合図をおくり、今度は少しスピードをあげ走っていった。
バトンゾーンが近づいてきた。マークまであと4mくらい。
いきなり、左の太腿の付け根右側にギュン、と肉離れと同じような感覚がきた。

あーあ、・・。
by saitoru1960 | 2007-03-16 20:19 | 陸上競技

朝のランニング

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小学校2年生の10月から、朝走り始めたわかばもいよいよ卒業式を迎える。
出勤前の短い時間だけれど、雨が降ればマンションのロビーを往復することで一緒に走り、春休みや夏休みも平日は基本的に続けてきた。
4月からは中学生。
「いつまで、走る?」と聞くと、「まあ、できる日まで続けよかな」、と言っている。中学校の入学式が4月10日だから、9日までは走るかな・・。
by saitoru1960 | 2007-03-13 20:44 | 家族

ルワンダの涙

1年前に「ホテル・ルワンダ」を観て、「知らないことは悪」というようなことを考えた。
でも昨日、「ルワンダの涙(Shooting Dogs)」を観て、「ホテル・ルワンダ」を自分の住む世界とは違う場所での出来事として観ていたことに気づかされた。
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ルワンダの涙にはイギリス人のボランティア青年がルワンダの技術学校の英語教師として登場するため、自分自身をそこに照らし合わせて想像することになる。
神父も白人、ボランティアも白人。
「ホテル・ルワンダ」は多数派のフツ族のホテルマンが少数派のツチ族の人をかばって助ける、というもので、最後は少しだけ安堵できるものになっていた。
しかしながら、「白人の立場から作りたかった」という「ルワンダの涙」は、もし、自分がこの立場で、生か死かを選択せざるを得ない時(それは友人を見捨てるか見捨てないか、という選択にもなる)、自分だったら・・、といやでも頭をギュルギュルさせて唇をかみ締めて画面を眺め続けてしまった。

<簡単なあらすじ>

英国人青年ジョー・コナー(ヒュー・ダンシー)は、自分だったら何かを変えられるという信念を抱いて、海外青年協力隊の英語教師としてルワンダにやってきた。

英国ローマン・カソリック教会のクリストファー神父(ジョン・ハート)によって運営されていた公立技術専門学校(ETO)に赴任するが、ルワンダではフツ族とツチ族とが長年に渡る部族間の争いが続き、世界各国から派遣された国連治安維持軍(UN)が監視をしており、学校もベルギー国連軍兵士が駐留していた。

不穏な動きの情報があるものの、学校の中は生徒たちの笑い声は絶えず、平和そのものに見えていた。だが、その平和も一瞬の出来事から地獄の時を迎えることとなる。

1994年4月6日の夜、アルーシャを介した停戦協定を結ぶために、フツ族出身のハビャリマナ大統領が乗った飛行機が何者かに撃墜される。

もしかしたらクーデターかも知れないという噂が広がり、学校はそこが非戦闘区域である事を宣言し、国連兵士たちが生徒たちを守る為に学校を取り囲む。

部族紛争がはじまり、彼の学校が大量虐殺〔ジェノサイド〕から逃れてきた何千という難民の為の避難所となった時、ジョーは彼のお気に入りで最も成績優秀な生徒マリー(クレア=ホープ・アシティ)に、国連軍が必ず君たちを守ってくれる、と約束する。

しかし学校の外では過激派民兵〔ミリシア〕による血みどろの虐殺が繰り広げられていた。そして国連軍がもうこれ以上難民を保護できないと手を引いたとき、ジョーと学校長のクリストファー神父は人生最大のジレンマに立たされる。彼らもまたその場所を立ち去るべきか、それともルワンダの人々を守る為に立ち上がるべきかと。

国連軍のトラックが不安におびえる難民たちの群れをかき分けて退去してゆく中、ジョー、そしてクリストファー神父はある決断をする・・・・
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by saitoru1960 | 2007-03-07 06:00 | 映画

日曜日のジョギング

日曜の朝に、ちょっと走ってくるからというと、光が「ひかりも行く」と言い出しました。
平日の朝はぐずる時もあるのに、なんでまた、と思い、「横尾山までいくんやけど大丈夫か?」と聞き返すと、だいじょうぶ、といい、なんだか本気みたいですぐに着替え始めたのです。
「しんどかったら歩いてもええからな」と、今度はこっちがつきあってみるか、という気持ちになって、じゃあいこか、と家を出ました。
妙法寺駅まで3分、そこから上りが続いて一人で走ってもちょっときついのだけれど、光は得意の「透明遊戯王」で、ドロー、といいながらハアハアして走り続けます。
横尾団地の中に折れ、高倉台に行く道までで10分。ここで少し歩こか、と小休憩。
水汲み場から横尾山の道に入り、菜の花の咲いている休憩所へ。
ミツバチが菜の花の蜜を吸っていて、「おとうさん、ミツバチの脚に花粉がついてる」とずっとその様子を見つめながら、「こんなに近くで見られてよかったあ。テレビで見るよりも小さいんやなあ」とうれしそうに言っていました。
「しんどかったけど、来た甲斐あったなあ」と話しながら中腹の道をゆっくり走りながら降りてきて、トータル30分の朝のジョギングは終了。
天気もよくて、いい時間でした。
by saitoru1960 | 2007-03-05 05:42 | スポーツ

風が強く吹いている

「一瞬の風になれ」、「風が強く吹いている」と続けて読み、いい気持ちになれた。
箱根駅伝は杉本、松浦が走り始めてから、沿道に出て応援することになったので、実際の雰囲気も感じることになったのだけど、大学の時、合田や福本、河野たちにとっての箱根とはどんなものだったのかな、といまさらながら聞いてみたい気がする。

自分がそのど真ん中にいるとき、これを読んでいたらどう感じていたのだろうと想像してみても、それはもう無理なこと。ちょっと残念に思う。
by saitoru1960 | 2007-03-04 12:07 | 陸上競技

心動かされたことを忘れぬように


by saitoru1960
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